どうも、議論メシ コミュニティデザイナーの黒田です。
議論メシでは通常のオンラインサロンの数十倍もの数のイベントが日々開催されています。多いときで月30回、少なくても月20回。どちらにせよイベントがない日のほうが珍しいくらいですね。
議論メシのメンバーにとってはイベントが日常の一部なのです。こういった理由から、議論メシのことを「オンラインサロン」と呼ぶことはありません。そう呼ぶにはあまりにオフラインのイベントが多いからです。
これはメンバーにとっても良いことです。これだけイベントの数が多いと、自分のライフスタイルや興味に合ったイベントを選んで参加できます。また、オフラインで繋がったメンバーがまた新たな企画を立ち上げたりする良いループが回っています。
なぜこんなにイベントを毎月大量に開催できているのか?これは議論メシが「自律分散型コミュニティ」だからでもあるのですが、今日はその具体的な理由をお伝えします。
大量のイベントを開催できる理由
まず一番の理由は「①半分以上をメンバー主催で開催している」という点です。8月の場合、31のイベントのうち13を代表の黒田が主催していて、それ以外の18のイベントはメンバーが主催しています。
ではなぜこんなにメンバー主催のイベントが多いのかといえば、「②イベントのコンテンツが議論にきまっている」からです。
議論メシという名称の通り、ここは議論をするサロンです。議論がメインコンテンツなのです。だから、テーマと日時・場所さえ決まってしまえば、人が集まる。つまり、イベントを開催するのがものすごくカンタンなのです。
議論メシにおいてはイベントは完成品ではなく全員で作り上げるアドリブ演奏のようなもの。一方的に何かを受け取る場ではなく、双方向のやり取りで創発する場なのです。
主催者にとってはこんなにやりやすいことはないでしょう。気軽にイベントをやってみようという気になるのもうなずけます。
余談ですが、サロンの軸を「名詞」ではなく「動詞」にすると、やることが定まってメンバーが自主的にイベントを主催しやすくなります。
たとえば「お酒のサロン」とするよりも「飲酒のサロン」にしたほうが、何をすればよしとされているのかはっきりします。前者だと、お酒を造るのか、お酒を飲むのか、お酒について語るのか、よくわかりませんから。
さて最後にもう1つ。「③イベント開催までのステップが用意されている」のも、たくさんのイベントが開催されている理由の1つでしょう。
議論メシでは、自分の仕事やプロジェクトについてテーマを投げかけてオンラインディスカッションすることができます。このオンラインディスカッションで盛り上がったテーマを出したメンバーに私から声がけして「このテーマでイベント開催してみませんか?」と促しています。
メンバーにとっては、自分のテーマについて深掘りできる機会ですし、あとは日時場所を決めるだけなのでハードルも低い。マニュアルも用意してありますし、少人数であればランチ会といったカタチでも開催可能なので、「やってみようかな」という気になるそうです。
ちなみに議論メシではfeverを使ってトークンエコノミーも導入していますが、それだけでコミュニティがうまく回るわけではありません。あくまで補助的なものだと思ったほうが良いでしょう。
サロンオーナーが振る舞い方を提示するべし
メンバーがイベントを主催しやすくなる理由についてお伝えしてきましたが、これだけではメンバーは動きません。何よりもまずはサロンオーナーがガッツリとコミットし、コミュニティでの振る舞い方を実際の行動で示す必要があります。私も例外ではありません。
車輪を回す最初のひと押しはチカラが要るものです。